2011年3月25日金曜日

あまのいわと2

思金神の案により、
さまざまな儀式をおこなった。
常世の長鳴鳥(鶏)を集めて鳴かせた。

天の安河の川上にある堅い岩を取り、
鉱山の鉄を採り、鍛冶師の天津麻羅を探し、

伊斯許理度売命に命じて八咫鏡、
(やたのかがみ)を作らせた。

玉祖命に命じて、八尺の勾玉の五百箇のみすまるの珠
(八尺瓊勾玉・やさかにのまがたま)を作らせた。

天児屋命と太玉命を呼び、雄鹿の肩の骨を抜き取り、
ははかの木を取って占い(太占)をさせた。

賢木(さかき)を根ごと掘り起こし、
枝に八尺瓊勾玉と八咫鏡と布帛をかけ、
フトダマが御幣として奉げ持った。
アメノコヤネが祝詞(のりと)を唱え、
天手力雄神が岩戸の脇に隠れて立った。

天宇受賣命が岩戸の前に桶を伏せて踏み鳴らし、
神憑りをして、胸をさらけ出し、
裳の紐を陰部までおし下げて踊った。
すると、高天原が鳴り轟くように八百万の神が一斉に笑った。

この声を聴いた。天照大神は何事だろうと天岩戸の扉を少し開け、
「自分が岩戸に篭って闇になっているというのに、
なぜ、天宇受賣命は楽しそうに舞い、
八百万の神は笑っているのか」と問うた。

アメノウズメが
「貴方様より貴い神が表れたので、それを喜んでいるのです」
というと、天児屋命と太玉命が天照大神の前に鏡を差し出した。
鏡に写る自分の姿がその貴い神だと思った天照大神が、
その姿をもっとよくみようと岩戸をさらに開けたとき、
隠れていたアメノタヂカラオがその手を取って岩戸の外へ引きずり出した。

すぐにフトダマが注連縄を岩戸の入口に張り、
「もうこれより中に入らないで下さい」といった。

こうして天照大神が岩戸の外に出てくると、
高天原も葦原中国も明るくなった。

八百万の神は相談し、須佐之男命に罪を償うための
たくさんの品物を科し、髭と手足の爪を切って高天原から追放した

参考 Wikipedia
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さて、前回のブログに引き続く、
天岩戸びらきの古事記の一節です。。。

キーワードは、きっと800万人の神の相談、
様々な儀式、鶏の合図、これから作られる鏡と勾玉、
占い、祝詞、そして祭り、、、 他にもたくさんありますね!

これから先、物語は、
八百万の神の相談でつくられていくようです。

800万人で、同じ問題を前向きに話し合ったら、
なんでも解決できそうですね!

難題にぶつかったとき、物語を考えるように、
未来を見つめていくことは役に立ちます。

このブログに書かれた内容は、勝手にかかれた、
ほんの一例ですし、もちろん、古事記である必要もありません。

ただ、私たちが前進んでいくための、
ひとつの方法として、物語の中に自分の物語を、
見つけていくことは大切で有効な方法のひとつだと
思います。

希望の未来へ向かうストーリーを描きましょう!

いつもありがとうございます。

町田&元木